“〇〇になる”、”become”と”get”はこう使い分ける!(#075 hiro式・英語上達法)

 

【”〇〇になる”、”become”と”get”はこう使い分ける!】
例えば、 「私は有名になった」 のように、
英語で、「〇〇になる」という場合、とっさに浮かぶ動詞は、becomeとか、getが挙げられると思います。
 
ただ、この2つの動詞が、どのように違うか、なかなか区別がつきにくいと思います。
実は、この2つの動詞は、全く違うニュアンスで使われます。
 
そこで、今回の動画では、2つの動詞の核の概念と、使い方をお伝えします。
 
理解度チェックで最後に1問、問題を出しますので、
この2つの微妙な違いを知って、ぜひ、自分の力で解けるという体験をして頂きたいと思います。
 
では、まず先程の「有名になる」を例に取って説明します。
 
I become famous.(私は有名になる)
I get famous.(私は有名になる)
 
英語で言うと、このような形になります。
どちらも正しい英語ですが、でも、実は、これ意味が、全然違うんです。
 
まずは、becomeです。
 
①become「ゆっくりそういう状態になる『永続的な変化』」
このbecomeは、ゆっくり時間をかけて手堅くそういう状態になる時に使うんです。
ですので、一時的な変化ではなく、永続的な変化などの概念が含んでます。
I become famous.なら、色々と努力をして、やっと有名になったという印象を受けます。
 
よく参考書とかに、I became a teacher.のような例文がありますよね。
先生になるのは、長い間の努力が必要ですし、また、一度先生になると、明日違う職業になるとかは、普通考えられないですよね。
ですので、このbecomeという動詞がぴったり合うんです。
 
まず、このbecomeは、「 ゆっくり時間をかけて手堅くそういう状態になる時」に使うと理解してください。
 
では、次に、getです。
 
②get「比較的、短期間に起こる変化『一時的な変化』」
それに対してgetは、短期間にあっと言う間に起こる一時的な変化を言うときに使います。
ですので、I get famous.になると、なんかいきなり有名になっちゃったな、みたいな印象を受けるんです。
 
長い期間かけて、努力してやっと「何らかの存在や状態」になったというよりも、
日本語的には、「有名になっちゃった」のように、なにかの時流に載ってたまたま有名になったのようなニュアンスを受けます。
ですので、有名になっても、忘れられるのも早いという印象が残ります。
 
このように、
becomeは「永続性」、getは「一時的」
このようなニュアンスの違いがあると理解していただければと思います。
 
では、今の判断基準で、次の問題は、どんな意味の違いがあるか
ぜひ、一緒に考えてみましょう。
 
A) You become smart. (※smart:賢い)
B) You get smart.
 
どうでしょうか。smartという単語は、賢いという意味で使われます。
では、最初のbecomeの方は、時間をかけて、永続的にという印象なので、「あなたは、(色々努力して)賢くなったね」という意味ですよね。
 
それに対して、getは、一時的に賢くなったということは、=賢くなったように振る舞う=「生意気」というイメージになるんです。
 
いかがでしたでしょうか。
この日本語的には、同じ「〇〇になる」ですけど、
動詞を使い間違えると、全然違う意味で伝わってしまいます。
 
 
ちなみに余談ですが、becomeの「ゆっくりそういう状態になる」という基準で考えると、
The hat becomes you.という文の意味は、想像がつきますか。
 
なかなかみない形かもしれませんが、意味は、「その帽子、あなたに似合っている」という意味で、使われたりします。
 
つまり、帽子が、時間をかけて、もう完全に、あなた自身になっちゃっている
つまり、「その帽子は、あなたに似合っている」という意味になります。
 
ですので、今後「〇〇になる」という表現で、 becomeとgetで迷った場合
become「永続性」⇔get「一時的」 という核のイメージをもとに、
ぜひ判断してみてくださいね。単なる日本語をそのまま英語に当てはめるということをやめて、しっかりとした根拠をもって英語にできるはずです。
 
私の動画では、このように、「核になるイメージ」を様々なトピックで動画にしてます。
その目的は、自分の頭で英語を作り出せるようにするということです。
ですので、ぜひ他の動画もご覧になってみてください。英語学習をする上で、かなりショートカットになると思いますよ。
 
 
次回、多くの日本人を苦しめている、現在完了形の「完了」の使い方を解説します。
次回の動画では、特に社会人なら、ある1つの判断基準を持っていれば、完了の考え方が1発で理解して、
これから自分で縦横無尽に完了の形が作り出せるような動画にしますので、ぜひ、楽しみにしてだければと思います。
 

 


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