(#037) 動名詞は、こう理解すれば良かったのか!?

【動名詞は、こう理解する】

今日から、連続シリーズで、動名詞についてお話します。

中学校で皆さんは、動名詞についてどう習いましたか?

今までは、こんな風に習ったと思います。

「動名詞とは一般動詞に ing を付けて、訳は「~すること」のように訳します」。

これって、完全に意味不明ですよね。

動名詞は、どのように理解すればいいかというと、

「動名詞」というくらいですから、「動詞」が「名詞」みたいになっちゃうということなんです。

つまり、「動詞」+「ing」で、名詞的なものにしちゃいましょ。

ということなんです。

では、どのような動詞が出てきたら、その後の、動詞が「動名詞」として

変身することができるかについてお伝えします。

それは、「①反復・②中断・③逃避」の意味を持つ動詞が出て来た場合、

その後に続く動詞が動名詞として変化するんです。

では、今日は、①反復について、詳しく説明します。

【動名詞(反復)】

反復の意味を持つ動詞には、どんなものがありますか?

例えば、practice(練習する)がありますよね。

野球でもテニスでも、練習は繰り返し、反復しますよね。

だから、「私は、テニスを練習します」の英訳は、

I practice playing tennis.というように、

practiceという反復の意味を持つ動詞の後は、

動名詞になりやすいと考えるんです。

そうすると、playに「~ing」をつけて、

playing という形になってますよね。playだけだったら、

「する」という動詞ですが、それに、「ing」をつけて、

名詞みたいにしちゃおうということで、

「playing(すること)」という意味にすることができるんです。

だから、結局、I practice playing tennisで、

「私は、『テニスをすること』を練習します」=「私はテニスを練習します」

という訳になるんですね。

他にも、反復の意味を持つものに、mind(気にする)という動詞があります。

「気にする」とは、例えば、嫌な事があった日は、

いつも、そのことをグルグル頭のなかで反復して考えますよね。

だから、 I mind telling a lie to her.(私は、彼女に嘘ついたことを気にしている)

みたいに、tellに「~ing」をつけて、telling になるんです。

他にもimagine(想像する)も、その後の動詞がingになります。

ですので、機械的に動名詞を取る動詞を、ひたすら暗記するのではなく、

「反復」の意味を持つ動詞は、

その後は動名詞を取りやすいとイメージしておくといいですよ。

ちなみに、補足ですが、ことわざによく動名詞が使われるのも、

この反復が背景にあります。例えば、Seeing is believing.(百聞は一見にしかず)。

これは、ことわざとは、過去のことが未来にも成り立つ知恵ですよね。

つまり、反復してますよね。だから、動名詞がよく使われるんです。

 


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