【動名詞は、こう理解する】
今日から、連続シリーズで、動名詞についてお話します。
中学校で皆さんは、動名詞についてどう習いましたか?
今までは、こんな風に習ったと思います。
「動名詞とは一般動詞に ing を付けて、訳は「~すること」のように訳します」。
これって、完全に意味不明ですよね。
動名詞は、どのように理解すればいいかというと、
「動名詞」というくらいですから、「動詞」が「名詞」みたいになっちゃうということなんです。
つまり、「動詞」+「ing」で、名詞的なものにしちゃいましょ。
ということなんです。
では、どのような動詞が出てきたら、その後の、動詞が「動名詞」として
変身することができるかについてお伝えします。
それは、「①反復・②中断・③逃避」の意味を持つ動詞が出て来た場合、
その後に続く動詞が動名詞として変化するんです。
では、今日は、①反復について、詳しく説明します。
【動名詞(反復)】
反復の意味を持つ動詞には、どんなものがありますか?
例えば、practice(練習する)がありますよね。
野球でもテニスでも、練習は繰り返し、反復しますよね。
だから、「私は、テニスを練習します」の英訳は、
I practice playing tennis.というように、
practiceという反復の意味を持つ動詞の後は、
動名詞になりやすいと考えるんです。
そうすると、playに「~ing」をつけて、
playing という形になってますよね。playだけだったら、
「する」という動詞ですが、それに、「ing」をつけて、
名詞みたいにしちゃおうということで、
「playing(すること)」という意味にすることができるんです。
だから、結局、I practice playing tennisで、
「私は、『テニスをすること』を練習します」=「私はテニスを練習します」
という訳になるんですね。
他にも、反復の意味を持つものに、mind(気にする)という動詞があります。
「気にする」とは、例えば、嫌な事があった日は、
いつも、そのことをグルグル頭のなかで反復して考えますよね。
だから、 I mind telling a lie to her.(私は、彼女に嘘ついたことを気にしている)
みたいに、tellに「~ing」をつけて、telling になるんです。
他にもimagine(想像する)も、その後の動詞がingになります。
ですので、機械的に動名詞を取る動詞を、ひたすら暗記するのではなく、
「反復」の意味を持つ動詞は、
その後は動名詞を取りやすいとイメージしておくといいですよ。
ちなみに、補足ですが、ことわざによく動名詞が使われるのも、
この反復が背景にあります。例えば、Seeing is believing.(百聞は一見にしかず)。
これは、ことわざとは、過去のことが未来にも成り立つ知恵ですよね。
つまり、反復してますよね。だから、動名詞がよく使われるんです。
☆公式メルマガ☆
【英会話編~自宅留学のすすめ~】
自宅にいながら、英語が話せるようになる方法をシリーズ物の動画で特別にお届けします。
・第1話 英会話習得までの3つのステップの全体像
・第2話「テキストに書かれている英語」ではなく、「自分の言いたい事」が言えるようになるための学習法
・第3話 英語を流暢に話すための「英会話の発想法」と「テクニック」
・第4話 自宅にいながら、英会話を習得し、全世界の外国人と無料・無制限に英会話を可能にする「自宅留学の全貌」