have to と have got to の違い:「今すぐ感」をつかもう
こんにちは。今日のテーマは 「have to」と「have got to」の違い です。英語学習者の多くが「どちらも『〜しなければならない』でしょ?」と思いがちですが、実はニュアンスに違いがあります。
キーワードは 「今すぐ感」。ここを押さえれば、使い分けはぐっと簡単になります。
be と get のコアの違い
まずは「be」と「get」の感覚的な違いから整理してみましょう。ポイントは got が入ると“変化”が加わる ということです。
次の例を比べてみてください。
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I am tired. → 「疲れている」
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I got tired. → 「疲れてきた」
前者は単なる状態を表しますが、後者は「疲れていなかった状態から疲れた状態へと変化した」ことを表します。
この「変化を加えるgotの感覚」が、実は have to と have got to にもつながってきます。
have to のイメージ
「have to」は落ち着いた表現です。予定やルール、日課のように、 あらかじめ決まっている義務や必要 を伝えるときに使われます。
例:
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I have to wake up early tomorrow.
「明日は早く起きなければならない。」
特に慌てている感じはなく、淡々と義務を述べています。
have got to のイメージ
一方で「have got to」は、gotが入ることで「変化」のニュアンスが生まれます。
つまり「今まではしなくてもよかったけど、状況が変わって、今すぐやらなければならなくなった!」という焦りや気づきを表現します。
例:
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I have got to wake up now — I’m late!
「やば!今すぐ起きなきゃ!もう遅れてる。」
このように have got to には緊急性や“今すぐ感” が出てくるのです。
会話でよく使う短縮形
実際の会話では「have got to」は短縮されることが多いです。
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I’ve got to wake up now.
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I gotta wake up now.
特に「I gotta」はカジュアルな会話で頻繁に耳にします。
まとめ
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have to:予定・ルール・日課などの落ち着いた義務
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have got to:状況の変化から生じた「今すぐ感」
この違いを意識すれば、自然な会話表現ができるようになります。
補足:must との違い
「mustとhave got toはどう違うの?」と気になった方もいるかもしれません。こちらについては記事が長くなるので割愛しますが、公式LINEで「got」と送っていただければ、自動返信で解説をお送りします。詳しくは動画説明欄をご覧ください。
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