進行形という文法は、ご存じですか?
I am playing tennis.
のように、私は、テニスを「しています」という、進行形の形をとる文法です。
では、この進行形という形、すべての動詞が、
進行形にできるわけではないということは、ご存知でしたか?
例えば、
I am knowing him.
というのは、間違った文章なんです。
このknowという動詞は、進行形にできない動詞なんです。
これは、実は、ある1つのルールに基いて作られれています。
それは、
進行形にできる動詞は、「途中」の概念がある動詞
に限られるです。
進行形とは、本来、「~している(途中だ)」という概念が含まれていて、
「途中」と言う概念と合わない動詞は、
進行形の形にはできなんです。
このknowとう動詞は、知っているという意味で、
「途中」の概念は馴染みません。
でも、例えば、read(読む)という動詞は、
「途中」の概念を使えば、「読んでいる(途中)というように、
その概念に馴染みますので、
I am reading a book.
という文をつくることができるんです。
そこで、今日は、どの動詞が進行形にできて、どの動詞ができないか、
一発で区別が付く方法をお伝えします。
それは、
「5秒ごとに、中断・再開できないものは、進行形にできない」と
考えてください。
先ほどの、knowという動詞。
「5秒毎に知っていたり、知らなかったり」できますか?
ちょっと、変ですよね。
だから、このknowは進行形にできない動詞です。
他にも、like(好き)という動詞。
これは、「5秒毎に好きになったり、好きじゃなくなったり」できますか?
ちょっと、情緒不安定ですよね。
だから、このlikeは、I am liking the girl.みたいな文章を作れないということです。
I like the girl.という文が正しいということがわかります。
では、readはどうですか?
「5秒毎に読んだり、読まなかったり」できますか?
可能ですよね。
単に読書を5秒毎に中断・再開すればいいだけです。
だから、このreadは、進行形にできる動詞です。
また、eat(食べる)と言う動詞は、進行形にできますか?
「5秒毎に食べたり、食べなかったり」できますよね。
だから、これも進行形OKです。
このように、5秒ルールを考えれば、文法的に正しい進行形が作れるようになります。
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