(#028) ネイティブ視点・「仮定法」はロマンティック!?

 

 

 

 

 仮定法ってありますよね。

これ、おそらく、かなりの方が意味不明な文法として、

理解できずにいると思うんです。

私も、高校で初めて習った時は、いまいちしっくり理解できず、

動詞や助動詞を過去形や過去完了にすればいいのかなーみたいに、

不完全燃焼があったんですね。

でも、海外に出て、ネイティブが使う仮定法を聞いて
はっきり使い方がわかったんです。

まず、仮定法を使う場合は、そこには、

話し手が「妄想している目印」と

考えればいいです。

よく教科書には、

I wish I were a bird.(鳥だったらいいのにな)

という例文が出てますよね。

これは、裏を返せば、「私は鳥ではない」ということを物語っていますが、

多くは、

I am not a bird(私は鳥ではない)

という所に焦点が当たりがちですが、違います。

ネイティブが仮定法を使う場合は、

(私は鳥じゃないから)
『すぐに君の所に飛んでいけない』という、

「残念、後悔」の感情の方に、焦点を当てているんです。

つまり、鳥になった自分を想像して、相手を想っているんです。

これが、まず大前提です。

ですので、仮定法が使われるときは、

その話し手の感情が大きく動いているという目印なんですね。

では、次に、仮定法かどうかを見抜く方法をお伝えします。

仮定法が使われる場合、

多くは、canやwillの助動詞が、過去形could, wouldとなって出てきます。

例えばこんな文です。

If you were a bird, where would you go?
(もしあなたが鳥だったら、どこに行きますか?)

ポイントは、仮定法を見抜くためには、

助動詞に注目し、助動詞が過去形になっている時は、

まず、仮定法かなと考えるといいです。

後半の「where would you go?」という部分で、

will の過去形、would がありますよね。

ですので、仮定法かなと思い、

その前半の文を見ると、If you were a bird,

となっていて、wereがありますよね。

つまりこれは、are の過去形です。

もうこれで、この文は、完全に仮定法の文と特定できます。

つまり、「もしあなたが鳥だったら、どこに行く?」という妄想をして、

空中遊泳を楽しんでいる姿が、この文から想像できます。

なんとなく、仮定法の概念、分かって頂けましたか?

このようにネイティブが実際にイメージしていることを中心に考えると、

今まで無味乾燥だった仮定法も、実は、

すごくロマンティックな用法なんだと気づきますよね。

 


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