(#061) 使役動詞make/have/let/get toの簡単な使い分け

 
 
日本語で、誰かに「させる」「してもらう」などを言うときには、
英語では、使役動詞というものを使います。
 
代表的なものは、makeですが、それ以外にも
have,let,getなどの動詞も使役動詞の役割を果たします。
 
前回は、基礎編としてmakeの使い方を説明しましたが、
今日は、make,have,let,getの4つの使い分けをお伝えします。
この微妙なニュアンスを間違ってしまうと、
相手に悪い印象や誤解を与えてしまいますので
この4つの違いはしっかりと理解しておいた方がいいですよ。
 
では、今日は違いをわかりやすくするために、ある設定をします。
 
【設定】
私は、あなたに買い物に行ってほしいとします。
その時に、この4つの動詞を使うと、それぞれ、全く違った印象になります。
 
①make「強制的にさせる」
⇒I make you go shopping.(私はあなたに買い物に行かせる)
 
このmakeは、実は「強制的にさせる」と言いたい時に使います。
ですので、「私はあなたに(強制的に)買い物に行かせる」というのが、
この文のニュアンスです。
 
 
②have「(自分ができないので)相手にしてもらう」
⇒I have you go shopping.(私はあなたに買い物に行ってもらう)
 
このhaveは、「(自分ができないので)相手に何かをしてもらう」という時に使います。
例えば、私は今日はすごく忙しいので、代わりにあなたに買い物に行ってもらうというような状況です。
ですので、「あなたに買い物にいってもらう」というのが、この文のニュアンスです。
 
ちょっと応用編ですが、よく参考書などで、このhaveを使った例文で、
I have my hair cut.という文を見たことありますか。
これは、自分では髪は切れないので、美容師さんに「切ってもらう」という
ニュアンスを表した英語です。
 
 
③let「許可を与えて、何かすることを許す」
⇒I let you go shopping.(私はあなたに買い物に行かせてあげる)
 
このletは、相手が何かすることを許可する時に使います。
例えば、あなたと私がミーティングの最中で本来なら席を外すことはしないですが、
でも、あなたはお腹空いてそうだなと思って、「いいよ。買い物に行ってきて。」
みたいな時に、つまり、あなたが席を外す許可を与えるような時に使います。
 
ですので、訳は、「私はあなたに買い物に行かせる(行くことを許す)」みたいな
感じになります。
許可と行っても、けして偉そうな感じではなく、軽い感じで、
このletは日常的によく使います。
 
 
④get「(説得して)何かをしてもらう」
⇒ I get you to go shopping.(私は、あなたに買い物に行ってもらう)
 
このgetは、get 人 toという形で、これだけ形が違いますが、
同じく「させる」「してもらう」という意味です。
ただ、このgetには、「(なんとか説得して)何かをしてもらう」という
意味合いが含まれます。
 
この場合なら、私は自分で買い物に行きたいくないので、なんとか色々説得しながら、
「行ってきてよ」みたいなニュアンスを持ちます。
 
ですので、訳は、「私は、(なんとかあなたを説得して)買い物に行ってもらう」のような
訳になります。
 
いかがでしたか?
この4つのニュアンスの違いはおわかり頂けましたか。
 
まとめると
・makeー強制的にさせる
・haveー自分ができないので、してもらう
・letー許可を与えてさせる
・getー説得して、してもらう
 
このような違いになります。
 
ぜひ、しっかり使いわけをして、
正しいニュアンスが伝わるような英語にしてみてくださいね。
 
 

 


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