【「現在形」は、いま現在のことではない」】
今日は、基本的なことですが、実は、多くの英語学習者が誤解している真実をお話します。
それは、「現在形」。
中学校で真っ先に習うものですが、「現在形」は、
別に現在のことを表しているわけじゃないですからね。
正しい理解は、
「現在形」は、『現在・過去・未来すべてにおこること」を
言うんです。
具体例をあげますね。
I go to school.(私は学校へ行きます)。
この意味は、私は、私は「現在」学校へ行くという意味ではなく、
「私は、昨日も今日も明日も学校へ行きます」ということなんです。
つまり、現在・過去・未来すべての時間に共通して「学校へ行く」ので、
現在形のgoが使われるんです。
もし、本当に現在ただ今学校へ行っている最中を表したいなら、
I am going to school
という進行形にしなければならないんですね。
他にも例があります。
The sun rises in the east.(太陽は、東から昇ります)。
これも、「太陽がたった今グイグイ昇っている最中」ということではなく、
「太陽は昨日も今日も明日も、東から昇る」ということを言っているんです。
だから、「現在形」を使っているんです。
これを普通の参考書では、「普遍の真理」なんていう表現をしてます。
でも、「過去・現在・未来すべてに起こる」と基本概念を抑えれば、
時制に関係なく起こること=「普遍の真理」と連想できますよね。
では、問題です。
この文、どんな意味だと思いますか?
「What do you do?」
思い出して下さいね。
doという現在形の疑問文です。
つまり、「過去・現在・未来」において、何しているんですか?と
言われているんです。
この訳は、「あなたの仕事は何ですか?」という意味です。
つまり、「過去・現在・未来において、あなたは、何をしてますか」とは、
どのように生計を立てているかを尋ねられているんです。
けして「あなたは今何しているんですか?」と尋ねられているわけじゃないですからね。
私も、海外に出た時、この「What do you do?」を、
今何しているんですかという意味と勘違いして、
I am reading book.とか意味不明な回答をしたことがありました。
相手は、キョトンとした顔で私を見ていたのを鮮明に覚えてます。
でも、現在形は、過去・現在・未来を貫いておこることと理解していれば、
間違わなかったと思いますね。
もし、たった今何をしているかを聞きたい場合は、
What are you doing?(あなたは今何をしてますか)
ですからね。
まとめますと、現在形とは、「現在たった今」を表しているんのでなく、
「過去・現在・未来全てに起こること」とおぼえて下さいね。
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