【英語の”some”がもつ、意外なニュアンスの違いとは?】
こんにちは、hiroです。
英語で「お水いかがですか?」と聞きたいとき、
多くの方が「Would you like some water?」というフレーズを使われると思います。
実はこの “some” という単語、使うか使わないかで、
相手に伝わる印象が大きく変わるってご存じですか?
今日は、「some」がもたらす微妙なニュアンスの違いについてお話ししていきます。
some がある場合と、ない場合の違いとは?
では、早速ですが、次の2つのフレーズの違いを見てみましょう。
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Would you like some water?
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Would you like water?
この2つ、どちらも「水、いかがですか?」のように訳されますが、
英語ネイティブの感覚ではニュアンスがまったく異なります。
■ “Would you like some water?” の場合
この表現は、やさしくて丁寧な提案になります。
“some” には、「そこにすでに存在しているものを少し」という前提が含まれています。
つまり、「ここにお水があるから、よければ少しどうぞ」という、
相手への思いやりが感じられる言い方になるんですね。
■ “Would you like water?” の場合
一方で、”some” がついていないこの表現は、
事務的でぶっきらぼうな印象になります。
なぜなら、この場合の “water” は「種類」として提示されているだけ。
つまり、「水という飲み物でいいですか?」という意味合いになるんです。
では、someなしが適しているのはどんなとき?
someをつけない言い方が自然になる場面ももちろんあります。
例えばこんな時:
“Would you like coffee, tea, or water?”
これは「どれにしますか?」と、選択肢を提示している場面なので、
“Would you like water?” も自然な表現になります。
このように、「飲み物の種類」を聞く場合には、someなしでOKなんですね。
まとめ:someの有無でどう変わる?
表現 | ニュアンス |
---|---|
Would you like some tea? | 少しお茶でもいかがですか?(やわらかい・丁寧) |
Would you like tea or juice? | お茶にしますか、それともジュース?(種類の確認) |
“some”をうまく使うことで、相手への気遣いや柔らかさを表現できます。
英会話ではこうした細かなニュアンスの違いが、
相手に与える印象に大きな差を生むんですね。
最後にクイズです!
チョコレートがたくさんあるので、友達にも分けてあげようと思います。
どれが一番自然で丁寧な言い方でしょうか?
A. Would you like chocolate?
B. Would you like some chocolate?
C. Would you like any chocolate?
▼答えは、B の “Would you like some chocolate?”
“some” を使うことで、やさしく丁寧な提案になります。
いかがでしたか?
“some” たった一語でも、ここまで表現が変わるのが英語の面白いところです。
今後の英会話に、ぜひ活かしてみてくださいね!
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