「want, hope, wish」は、全然違う!【判別法伝授】



こんにちはhiroです。
英語のwant,hope,wishという単語は
どれも「願う」とか、「望む」という意味ですが、実は、意味合いが、全然違うんです。

そこで今回は、3つの動詞の違いを、例題を出してわかりやすく解説しますので、
ぜひこの短い動画の中で、3つの違いを完璧に使いこなせるようにしていきましょう!

まず、この3つは、最初に大きく2つのグループに分けて考えるとわかりやすいです。

願うは、願うでも、何か「ありえることを願う」時には、wantとhopeを使い、
「ありえないことを願う」時には、wishを使います。

つまり、実現可能性があること願うときにはwant/hope
実現可能性がない時には、wishを使うんです。

では、want/hopeの違いは何かを説明します。
日本人にもおなじみのwantですが、
この動詞は、「欲しい」ということストレートに、感情むき出しに表現する時につかいます。

例えば、よく子供が「アイスが欲しい」と言う時に
I want ice cream!と言っているのを、私は海外のスーパーなどでよく聞きました。
まさに、感情むき出しですよね。

また、「~したい」という時には、want toという表現があることを知っている方も多いと思います。
たとえば、I want to climb the mountain.など、「あの山に登ってみたい!」など、
自分の気持ちをストレートに出す時に、このwantが使われます。

それに対して、hopeは、
まるでお淑やかな修道女が平和を願っているようなイメージで、
「いいこと」を願うときに使います。

例えば、私は世界平和を願っている
I hope world peace.のような使い方がぴったりはまります。

このhopeは、必ずしも、道徳的な善だけに使うものではなく
例えば、友達にプレゼントを買ってあげて、
「気に入ってくれるといいんだけど」のようセリフでも、日常的にも使います。

今の日本語は、例えば
I hope you like it.のような英語になります。

ですので、このhopeを使うときには、自分の私利私欲のような時ではなく、
何か「よいこと」をする時、思うときに使うと覚えておけばいいと思います。

ここまで、wantとhopeの違いを説明しました。
もう一度整理すると、wantは自分の感情にストレートに、
時に感情むき出しのニュアンスにもなるのに対して、
hopeはあくまで、私利私欲から離れて「よきこと」を願い時に使うということです。

この2つは、どちらも、実現可能性がある時に使います。
それに対して、wishは、実現可能性がない時に使う「願う」です。

学生時代に「もしも鳥だったらなー」のような例文で
I wish I were a bird.という例文を学んだ方もいると思います。
今の文には、wishが使われてます。
なぜかというと、「もしも鳥だったらなー」ということは、
自分は現実問題として鳥ではないという事実がありますよね。

だから、そもそも、鳥になるというのは実現可能性がないんです。
だから、wishという動詞を使っています。

ですので、このwishは、よく妄想するような時に使われます。
例えば、今、すごく貧乏で、お金持ちだったらなーと妄想する場合は、
I wish I were rich.という英語になって、ここにwishが使われてますよね。

このように、wishは、実現可能性がない時に使う動詞と抑えておきましょう。
(一部、例外的に実現可能性がある時にも使える)

では、最後に、want,hope,wishが正しく理解できたかを確認するために、
1つチャレンジ問題をしてみて下さい。

次の()には、want,hope,wishどれが入ると思いますか。

1. I wish to speak with the president.
2. I want to go out with her.
3. I hope to have a chance to live abroad someday.

まず、1番目は、「大統領と話したい」ということから、
やはり、通常は実現可能性がないことですよね。
ですので、wishがこの場合、適当です。

では、2つ目は、「彼女と出かけたい」という意味で、
これは、まさに気持ちをストレートに感情を出している感じがしますよね。
ですので、wantが適当です。

そして、最後に「いつか、海外に住む機会があればいいな」という意味です。
残りは、hopeしかないので、これが答えになりますが、
意味合いとしては、hopeを使っているので、wantほど感情をむき出しにしているのではなく
少し控え目に、「将来海外に住めたらいいなー」のように、若干、お淑やかな印象になります。

ですので、このhope toという表現も知っておくと、
あまり自己主張せず、気持ちを表現することができます。
時と場所、相手によって、このようにうまく英語を使い分けることで
コミュニケーションがうまくいきますので、3つの違いを意識して、活用してみて下さいね。


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