「~するために」を全部toにすると危険!toとso thatの使い分けをわかりやすく解説
「~するために」と英語で言いたいとき、とりあえず「to+動詞」を使っていませんか?
もちろん、「~するために=to+動詞」と考えて正しい場合はたくさんあります。
しかし、日本語では同じように「~するために」と訳せる文でも、「誰がその行動をするのか」によっては、toではなくso thatを使ったほうが適切な場合があります。
英作文で迷ったときに見るべきポイントは、日本語の「~するために」という言葉ではありません。
「目的となる行動を誰がするのか?」
ここを確認することが重要です。
toを使う基本パターン
まず、次の文を見てください。
I ran to catch the train.
電車に間に合うために走りました。
この文には、
「走る」
「電車に間に合う」
という2つの行動があります。
では、この2つの行動をする人は誰でしょうか?
どちらも「I」です。
I ran.
私は走りました。
I catch the train.
私は電車に間に合います。
つまり、
走る人 → I
電車に間に合う人 → I
と、行動する人が同じです。
このような場合は、
to+動詞
を使って目的を表すことができます。
I ran to catch the train.
という形です。
toの前後では基本的に同じ人が行動する
もう1つ例を見てみましょう。
I went to the supermarket to buy some milk.
牛乳を買うためにスーパーへ行きました。
この文でも、
スーパーへ行く人 → I
牛乳を買う人 → I
です。
同じ人が2つの行動をしています。
そのため、
to buy some milk
と表すことができます。
では、行動する人が違ったら?
ここが今回の重要なポイントです。
次の日本語を考えてみてください。
「みんなに聞こえるように、私は大きな声で話しました。」
この文には、
「大きな声で話す」
「聞く」
という2つの行動があります。
しかし、行動する人が違います。
大きな声で話す人 → 私
聞く人 → みんな
です。
そこで使えるのが、
so that+主語+動詞
です。
I spoke loudly so that everyone could hear me.
私は、みんなに聞こえるように大きな声で話しました。
so thatの後ろには、
everyone could hear me
のように、
主語+動詞
を置くことができます。
そのため、「目的の行動をする人」をはっきり示すことができます。
toにすると意味が変わることがある
先ほどの文を無理にtoを使って、
I spoke loudly to hear everyone.
とすると、意味が変わってしまいます。
この形では、
I spoke loudly
私が大きな声で話した
to hear everyone
私がみんなの声を聞くために
という関係になります。
つまり、
「みんなに私の声を聞いてもらうために話した」
ではなく、
「私がみんなの声を聞くために話した」
という意味の方向になってしまいます。
日本語の「~するために」という表現だけを見て、機械的にtoへ変換すると、このような間違いが起こることがあります。
判断するときは「誰がする?」を考える
英作文では、日本語からすぐに英語へ訳そうとするよりも、先に行動する人を確認すると分かりやすくなります。
基本的な考え方は、
同じ人が行動する
→ to+動詞
違う人が行動する
→ so that+主語+動詞
です。
例えば、
I study English to work abroad.
海外で働くために英語を勉強しています。
英語を勉強する人 → I
海外で働く人 → I
なのでtoが使えます。
一方、
I wrote it down so that my students could remember it.
生徒が覚えられるように、それを書き留めました。
書き留める人 → I
覚える人 → my students
と主語が違います。
そのため、
so that my students could remember it
と表すことができます。
so thatの後ろには「主語+動詞」
toとの形の違いも確認しておきましょう。
toの場合は、
to+動詞の原形
です。
to buy
to study
to work
to understand
などの形になります。
一方、so thatの場合は、
so that+主語+動詞
です。
so that I can …
so that you can …
so that everyone can …
so that my students can …
のような形を作れます。
つまり、so thatを使うと「誰がその目的の行動をするのか」を文の中にはっきり入れることができます。
「~するために=to」と丸暗記しない
学校英語では、
「~するために=to不定詞」
と覚えることがあります。
最初に英語を学ぶうえでは便利な覚え方ですが、英作文ではそれだけでは判断できない文も出てきます。
大切なのは、
日本語で何と訳すか
ではなく、
誰がその行動をするのか
を見ることです。
英作文をするときには、
「~するために」が出てきた
↓
すぐtoにする
のではなく、
「この行動をするのは誰?」
と一度確認してみてください。
これだけでも、toとso thatをかなり判断しやすくなります。
まとめ
「~するために」を英語にするときは、まず「誰が行動するのか」を確認しましょう。
基本的には、
同じ人が2つの行動をする
→ to+動詞
違う人が目的の行動をする
→ so that+主語+動詞
と考えると分かりやすいです。
日本語だけを見て「~するために=to」と判断してしまうと、英文の意味が変わってしまうことがあります。
今回のYouTube動画では、実際の例文や練習問題を使いながら、toとso thatをどう判断すればよいのかを約4分で解説しています。
「toを使うべきか、so thatを使うべきか迷う」という方は、ぜひ動画で確認してみてください。
動画はこちら
https://youtu.be/IaBJAPuxkDg
英作文では「~するために」を見た瞬間に訳すのではなく、
「目的の行動を誰がする?」
と考える習慣をつけてみてください。